子どもの矯正
お子さまの未来の歯並びのために
小児矯正とは(自由診療)
小児矯正は乳歯のうちから始める矯正治療で、おもに3歳から12歳までのお子さまが対象です。早くから治療を始めることで、永久歯に生えかわる前に、かみ合わせが悪くなる原因にアプローチできることが特徴です。
大人の場合はすでに骨の成長が終わっているので、顎に十分なスペースがなければ抜歯するしか方法がありませんが、お子さまの場合は顎の成長をうまく利用することで、身体に過度の負担をかけることなく歯並びを整えることができます。
歯並びが悪くなる原因
歯並びは遺伝によるものだと思われがちですが、じつは指しゃぶり、口呼吸、舌の癖、頬杖など生活習慣や無意識の癖なども関係していることがあります。
- 指しゃぶり
- 舌を突き出す
- 唇を噛む
- 爪を噛む
- 頬杖をつく
- 口が開いている
- いつも鼻がつまっている
- 乳歯の間にすき間がない
- 下の歯が上の歯より前にある
- 放置しているむし歯がある
- 口呼吸している
- うつぶせ寝・横向き寝
- 軟らかい食事
上記の項目で当てはまるものがあれば、矯正治療を検討したほうがよい可能性があります。
不正咬合の種類
叢生(そうせい)
歯がねじれたり重なったりして、でこぼこに生えている状態です。
空隙歯列(くうげきしれつ)・正中離開(せいちゅうりかい)
一般的に「すきっ歯」といわれ、歯と歯の間にすき間がある状態です。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上の前歯または上顎全体が前に突き出た状態で、いわゆる「出っ歯」のことです。
下顎前突(かがくぜんとつ)
反対咬合や受け口とも呼ばれ、下の前歯や下顎全体が前に突き出た状態です。
開咬(かいこう)
奥歯しかかみ合わず、上下の前歯が当たらないため奥歯に負担がかかりやすくなります。
過蓋咬合(かがいこうごう)
かみ合わせが深く、上の歯が下の歯を覆い隠した状態です。下顎の成長を妨げることもあります。
治療を始めるタイミング
お子さまの矯正治療は、永久歯が生えそろう12歳前後を境目として、1期と2期に分けられます。
1期治療
小児矯正を始める推奨年齢は6歳ごろです。この時期は6歳臼歯が生え始めて、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」にあたり、顎の成長を促す1期治療を行うのに適しています。特に6歳臼歯に加えて、前歯が生えてくる6~7歳ごろが、小児矯正治療を始める目安です。
ただし、受け口(反対咬合)の場合は、できるだけ早めに治療を始めることをおすすめします。
2期治療
乳歯が抜けて、永久歯が生えそろったら(12歳ごろ〜)大人と同じ矯正治療を行います。
矯正治療が必要かどうか、治療を始めるタイミングはいつがよいかは、歯並びや身体の成長度合いによって違います。お子さまの歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。
当院では初回無料相談を承っております。
小児矯正のメリット
- 自分の成長の力を利用できる
- 歯並びだけでなく、骨格も一緒に治しやすいので、顔のバランスが整えられる
- 歯並びに悪い癖を改善し、口の機能が正しく発育できる
- 抜歯をせずに歯並びを整えられる可能性が高くなる
- 永久歯がよくない方向に生えるリスクが減る
- 悪い習慣がなくなり、将来的に歯並びが悪くなるリスクを下げる
小児矯正のデメリット
- 1期治療で十分な効果が得られないと2期治療が必要になり、治療期間が伸びる
- お子さまの協力度によって治療効果に差が出る
当院の矯正装置の種類
プレオルソ
プレオルソは日本の矯正歯科医が、日本の子ども向けに開発したマウスピース型矯正装置です。
「機能的顎矯正装置」とも呼ばれ、顎や歯の異常や成長の遅れを、口の中の筋肉の動きを利用して改善します。
舌や頬などお口周りの筋肉の力のバランスは、歯並びに影響を与えます。そのため、お口の周りや舌の筋肉が適切に機能していないと、歯並びが広がらなかったり、前歯が前方へ傾いたりすることがあります。プレオルソを使って唇や頬、舌の筋肉の動きを正常に整えることで、歯並びやかみ合わせの問題の予防・改善が期待できます。
プレオルソの特徴
- 柔らかい素材でできているため痛みが出にくく、装着時の違和感が少ない
- お湯で形を変えられるので調整が簡単
- 既製品なので歯型を取る必要がない
- 日中1~2時間と就寝中に装着するだけなので取り入れやすい
- 舌を正しい位置に導く装置
床矯正
取り外しできる装置「拡大床」を使って顎の成長を促し、歯が並ぶためのスペースをつくります。歯型を採取して製作したオーダーメイドの装置で歯並びを整えていきます。
床矯正の特徴
- 取り外しできる
- 痛みがほとんどない(痛みがあるときは調整します)
- 治療期間中に装置の形が変化するので、治療の効果を実感できて継続しやすい
- 基本的に家の中でだけ装着するため人目が気にならない
- 就寝中を含めて1日14時間以上装着する必要がある
- 装着したまま会話できる
ワイヤー矯正
歯の表面に「ブラケット」という装置を付けて、そこにワイヤーを通して歯を動かしていきます。
ワイヤー矯正の特徴
- 適応できる症例が幅広い
- 細かい調整ができる
- 取り外しできない
インビザライン・ファースト
乳歯と永久歯が混合する生えかわり時期に使用する、マウスピース型の矯正装置です。歯並びを整えるのと同時に顎の成長を促し、永久歯が適切な位置に並ぶためのスペースをつくります。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
インビザライン・ ファーストの特徴
- 取り外しできる
- 無色透明で目立ちにくい
- 装着時の痛みが少ない
- 適応できる症例には限りがある
価格表
お子さまの状態や生活環境に合わせて、最適なプラン・装置をご提案させていただきます。
まずはお気軽に初回無料相談にお越しください。
※税込み価格になります。
無料相談(初回30分程度) | 0円 |
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精密検査・診断料 | 33,000円 |
プレオルソ | 99,000円 |
プレオルソ交換費用 |
11,000円 |
床矯正 | 143,000円 |
床装置追加費用 |
44,000円 |
インビザラインファースト | 550,000円 |