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歯科治療の保険診療と自費診療の違い(被せもの編)

こんにちは。肥後橋駅から徒歩2分のReina歯科医院です。

被せものをするときに、保険の被せものと保険外の被せものを聞かれることがあると思いますが、皆様は保険治療と自費治療の違いをご存知でしょうか?よくわからないから聞いてみたいけど、営業されそうで聞けないという方がいらっしゃると思いますので、ざっくりとその違いをお伝えします。

1.保険治療と自費診療の費用の違い

患者さんが感じる最も違う点は費用

患者様の費用面の負担が、まず大きく異なります。保険診療のかぶせ物(クラウン)の場合、3割負担でおおむね5000-6000円程度のご負担となります。
一方で自費診療の場合、クリニックにより差はありますが、8-15万円程度となる場合が多いです。


では、この両者の値段の違いは何なのでしょうか。
それぞれのかぶせ物における自費診療と保険診療の最もわかりやすい違いは、”使用する材料の違い”です。

2.使用する材料の違い

自費で白い歯か、保険で銀の歯か
両者の違いとして材料の差は明白です。

近年では国の方針によって、保険診療でも白いかぶせ物が使える範囲が広がり、多くの歯を保険で白い歯にすることができ審美面ではかなり改善されてきています。

保険治療で使用する材料はCADCAM冠やPEAK冠と呼ばれるレジンを主としたもので、自費で使用するセラミック冠やジルコニア冠などとは材料が異なるため、自然な美しさの獲得は難しいです。しかし、銀歯のような目立った歯になることはありません。ただ、耐久性の面では、海外では仮歯用として扱われている材料になりますので、長期的に使用できるかは疑問があります。

では、見た目の違い以外に何が違うのでしょうか。

3.材料・費用以外の違い

様々な意見や考えがありますが、私は、以下の3点が大きな違いだと考えています。

① 自費診療では、型取りの材料や作る方法に制限がなく、ベストな選択ができる。

保険治療のいいところは、いつでも誰でもどこでも同じ値段で治療が受けられるところです。つまり、1年目の歯科医師でも10年目の歯科医師でも同じ費用です。


材料は進化していますが、保険治療の費用は過去50年間ほとんど変わっていません。以前より感染対策や物価高などでコストが上がっていたり、最新の材料では採算が合わないのに加え、そもそも保険治療では使用する材料は決められているので、"使えない"ことが多いです。


例えば、歯型を取るときに粘土を使うことが多いイメージがあると思いますが、この粘土は少し変形する特性があります。保険治療のときはこの粘土を使いますが、自費診療では変形しにくいシリコンの歯型材や光学印象という光でスキャンしてより正確な歯型を取ることができます。光学印象は2024年の6月以降一部の被せものに対して使用できるようになりますが、まだ完全移行はしていません。

※当院では保険治療でも光学印象を取り入れています

②1本の歯に対して、歯科医師も歯科技工士も十分な手間と時間をかけることができる。

材料や金額の制限がないので、歯型の材料以外にも、被せものを接着する接着剤が違ったり、治療時間がかかりますが、仮の歯を入れて歯ぐきを治す時間を設けたりなど、被せものが入った後に美しく機能することを考慮して治療しています。

③自費診療では、自費治療専門の技工士が担当する

かぶせ物を作るのは、歯科医院ではなく「歯科技工所」で働く「歯科技工士」です。適合が良く、見た目が美しく機能する被せものを作るためには、歯科技工士の経験と技術が欠かすことができません。
実は自費診療と保険治療の被せものを作る技工士は違います。
前述のとおり、保険治療の費用は決まっているため、近年の金属価格の高騰の影響などを価格に転嫁することができず、しわ寄せがどこかに来ます。そのため、保険の被せものは、保険の被せものに特化した技工士が、それぞれのパートを流れ作業的に作られることが多いようです。
一方、自費診療の被せものを作る技工士は、自費材料の特性や機能・審美面を追求し、1つ1つの質を求めて時間をかけて作ることができます。

いかがでしたか?

自費診療はどうしても費用面が気になることが多いのですが、
作るヒト、治療中の材料、時間などの違いも自費診療の価格に含まれています。

とはいえ、すべて自費治療で最善の治療を受けたくても、難しいこともあると思います。

Reina歯科医院では、その時のあなたの状況に合わせて治療をご提案させていただきます。今できる最善の治療をご相談ください。

当院の治療費用は、診療案内→審美治療よりご確認ください

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