なぜ歯医者さんは3か月検診を勧めるの?
こんにちは。大阪市西区江戸堀、大阪梅田駅から1駅の肥後橋駅の近くの歯医者「Reina歯科医院」です。
歯医者さんで「次は3か月後に来てくださいね」」と言われたことはありませんか?なぜ3か月なのか、その根拠があるので説明していきます。
3か月に一度メインテナンスをすると歯周病が進行しにくい
歯周病治療が終了した患者78名を対象に、
「歯磨きが上手なグループ」」と「歯磨きが下手なグループ」で、
3か月間隔のメインテナンスを8年にわたって実施し、メインテナンス中の歯周病の進行に差があるか調べた論文によると、
最初は差があったけれど、4年目以降はほとんど差がなかったという結果でした。(Ramford 1981年の研究)
つまり、 「歯磨きが下手でも歯医者に行くことは大事!」
歯周病は何もしないと歯を失うリスクが倍以上になる
歯周病患者を対象に1.5年-11年観察した研究によると
・治療やメインテナンスに応じなかった患者は約3倍
・メインテナンスに応じなかった患者は約2倍
の歯を期間中に失っていました。
つまり、歯周病は治療するだけでなく、メインテナンスもしなければ、歯を失いやすいことがわかります。
年1回の健診 vs 3か月ごとのメインテナンス
A「年1回の健診のみ。むし歯・歯周病があればその時に治療」の人と
B「2~3か月ごとに、むし歯・歯周病リスクの変化をチェックし、必要があれば指導・治療を受ける」人
この2グループ(A・B)を比較すると虫歯の発生数はおよそ20倍以上。
また、Bグループの30年間での1人当たり平均喪失歯は、0.67本で主な原因は歯の破折です。(Axelssonの30年研究 2004)
こういった研究結果から導き出されたのが、3か月ごとのメインテナンスです。
3か月ごとのメインテナンスのメリット
・歯周病になっても歯周病が進行しにくい
・歯周病でも歯が長持ちする
・虫歯にもなりにくい
・歯磨きが下手でも歯周病が悪化しにくい
3か月毎となると面倒に感じる方が多いかもしれませんが、一旦治療になると何度も通院する必要があり、また、治療費もかかります。大事な自分の体の一部を失う悲しい結果になってしまうので、是非お時間を作ってお身体のメインテナンスに行ってくださいね。
※ただ3か月ごとに歯のクリーニングを受けていればよいわけではありません。メインテナンスの際の内容も重要ですので、今後このメインテナンスの内容も解説していきます。
Reina歯科医院では、働くみなさまがお仕事前やお昼休みに通院しやすいように朝8:30から、お昼は13:30まで診療しています。ぜひご利用ください。